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簡単が、一番うまい。
蓋を閉じれば鞄になり、開けば本格チャコールグリルになる Weber の卓上モデル。市営 BBQ 場で家族と使い込んだ編集部の検証結果。
鞄になる火床
蓋をロックすれば取っ手で片手運搬。設営場所まで迷いなく持ち運べる。
蓋で消す、また使う
使用後は蓋で空気を遮断するだけで火が落ちる。残った炭はそのまま次回へ。
鞄のように、火を運ぶ
Weber のラインナップで丸型 Smokey Joe と最後まで迷ったのは、結局のところ どう運ぶか という一点だった。長方形の Go-Anywhere は、蓋を閉じれば取っ手付きの黒い箱になる。脚を折りたたみ、上面のロックで蓋を固定すれば、片手で下げて駐車場から卓上まで歩ける。
「キャンプ道具」ではなく「持ち手の付いた鞄」として家を出る。この心理的な軽さが、実際の出動回数を増やす。
市営の屋外バーベキュー場に到着してから、脚を開き、炭を仕込み、火を入れるまでの導線に淀みがない。設営の時間が短いほど、家族と過ごす時間が長くなる。
焼く、置いておく、蓋で消す
火力と焼き加減は、一般的なバーベキューコンロと比べて遜色がない。肉と野菜を焼きながら、空いた端にアルミホイルで包んだサツマイモを置いておく — その「置いておけば焼ける」余白こそが、蓋付きチャコールグリルの本領だ。遠赤外線の通りが良く、芋は割ると湯気が立ち上る。
撤収はもっと印象的だ。蓋を被せ、空気孔を閉じれば、酸素を断たれた炭は静かに鎮まる。水も灰受けも要らない。次回はこの残り炭を点火剤代わりに使える。使い終わりまで設計されている 道具は、再び使いたくなる。

蓋を閉じれば鞄、開けば火床。

唯一の弱点は、姿勢
惜しむらくは本体の高さで、地面や低い台に置くとどうしても 中腰 での調理になる。家族で長時間焼き続けると、背中に疲労が溜まる。テーブル付きの BBQ 場、あるいはコンテナや専用台と組み合わせると、本来の使い勝手が完全に解放される。
誰の手に渡すべきか
このグリルが似合うのは、車で BBQ 場まで行くファミリー と、これからアウトドアを始めようとしている人 だ。設営・撤収のしきい値が低く、最初の一台として失敗がない。一方、大人数のグループキャンプには面積が足りず、別途大型のグリルを用意した方がいい。
ただし、家族 4 人(うち子供 2 人)のサイズ感には、ほぼ過不足なく寄り添ってくれる。設営 5 分、撤収は蓋を閉めて終わり。簡単であるということが、何度でも使う という最良の評価につながる。
テクニカルスペック
- 寸法(蓋を閉じた状態)
- 幅 53.4 × 奥行 31 × 高さ 36.9 cm
- 焼き面積
- 1,032 cm²
- 素材
- 本体: 高耐久スチール / 焼き網: めっき処理スチール / ダンパー: アルミニウム
- ダンパー
- アルミニウム製 × 4
- 燃料
- チャコール(炭)
- 想定人数
- 2-3 人用
- 保証
- 日本正規品 10 年保証
メリット
- 蓋がカバン状にロックされ、片手で運べる携帯性
- 蓋を被せて空気を遮断するだけで消火でき、炭の再利用まで完結する
- 蓋を閉じた燻し焼きまでこなし、アルミホイル焼き芋も置くだけで仕上がる
デメリット
- 本体が低く、台に乗せないと中腰での調理になり姿勢的に疲れる
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tj
The Editorial Authority のメインライター。ガジェットからコスメ、アウトドア、嗜好品まで、ジャンルを横断して長期検証レビューを書き続けている。現場で触れた手触りと、買って使い続けた後に残る評価を結びつけることを信条にしている。
